2人の友達

「前田コーチの大学だ!」

 2011年5月3日(火) U-15練習試合(荒川コラソンと合同)vs 春日部共栄中学校サッカー部
13:30 k/o 25分×5本 春日部共栄大学グラウンド

 1本目 △ 1-1

 2本目 ● 0-1

 3本目 ● 0-3

 4本目 ● 1-2

 5本目 ● 0-2


 中央線の広告に、僕が卒業した大学が出ていました。

 「すごく楽しい時間だったよ」

 僕は、彼に、そう答えました。

 23歳で高校を卒業する時に、サッカー部の監督は、僕を、サッカー推薦での大学進学を紹介してくれました。でも、大学に進むからには、もう、サッカーだけの生活は、選びたくありませんでした。スポーツ特待で進学した場合、ケガをしてしまえば、キャンパスライフの目標が見えにくくなってしまうと考えたからです。それに大学では、勉学に励みたかった、、、。

 僕は、語学の道を選びました。
 
 「サッカー部の指導にあたってくれないかな」

 入学、早々、サッカー部の監督から、誘われ、学生たちの指導を始めました。家から大学までの往復5時間、スペイン語をはじめ、講義の予習、復習を考えると、サッカーへの時間をささげることはできないと判断し、週1回のペースで選手たちとグラウンドに立つことになりました。

 2年生の夏に、8ヶ月間のスペイン留学が決定し、僕は、スペイン語と一緒にいる時間を選ぶようになっていました。

 「いつか、戻ってくるから」

 サッカーと共に歩き、別れ、そして、今は、2人の友達が、僕のそばにいます。

                                  コーチ 前田 知洋