ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ。

 「アルゼンチンにサッカースタイルはないんですよ」

2月11日(木)に埼玉県で活動している「ロス・エルマーノス(スペイン語で兄弟たち)」と交流試合をしてきました。U-15の選手5名だけで足を運んだのですが、とても充実した時間を過ごすことができました!!

 このチームのコーチはディエゴさん。過去に6年間、南米のアルゼンチン、ブエノス・アイレスに住み2年間エストゥデアンテスの下部組織でプレーしていました。エストゥディアンテスと言えば、昨年、世界クラブ選手権バルセロナFCと決勝で戦ったチームですね。(いやー。すごいなー。ディエゴさん、、、)
 僕もアルゼンチンの横に位置するウルグアイでプレーしていたので、すぐに意気投合(笑)久しぶりにスペイン語も話せて、そこは南米ワールド。
 いろいろと話しているうちにディエゴさんから、そんな言葉が出ました。確かに、日本の人たちは、ブラジルは個人技、イタリアは守備、スペインはパスなど、その国に対するサッカースタイルの固定観念がありますね。でも、サッカーは世界で愛されているスポーツ。万国共通です。目指すところは一緒です。
 ふと、ディエゴさんから、また「トレドSCのユニフォームはウルグアイですね」
 「本当ですね!!今まで気がつきませんでした!」と現地にいたのに、今頃、気がつきました、、、。

 試合は、僕たちも人数が少なかったので相手の小学6年生と中学1年生と一緒にミニゲームからスタート!4チームに分かれて、ひたすらボールを追いかけました。僕とディエゴさんもプレーしました!その後は、コートを大きくして11人制で試合をしました。

 今回の交流試合で、気がついたことがありました。明らか
にトレドSCとロス・エルマーノスのチームカラーが出ていたのです。
 向こうはディエゴさんの指導の下、一人一人のテクニックは抜群。相手を小ばかにするようなフェイントやボールタッチ。これこそ南米スタイルか?と思わせるようなプレーを見せていました。反対にトレドSCカラーは、一人一人がコミュニケーションを取り、グループとしてお互いが声をかけ合ってプレーしていました。
 トレドコーチが常に意識させている「呼ぶ声」「励ます声」「要求の声」。

サッカーには、多くの技術的要素があります。
パス、ドリブル、トラップ、シュート、、、。
そして「声」。
声も一つの技術です。
声が出せるか出せないか。すごく大切なことです。

ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ
南米の3つの国のサッカーが一つになった一日でした。