自分との戦い

 「自分自身に負けないように」

 選手たちの顔に疲労の色が見え始めたころ、僕は、そう、声をかけていました。

 5月16日(日)秋川リーグ
 AM 9:00 K/o vs 小宮小SC
 AM 11:20 K/o vs 大和北FC 

 午前中の2試合は6年生が主体の試合でした。

 PM 14:15 K/o vs 陶鎔元八FC
 PM 15:45 K/o vs 小宮小SC 

 こちらは4年生がメインです。

 そして、U-15はT・F・C シュトルツと13:00〜15:00まで練習試合をしました。

 4年生は5,6年生の試合に。5,6年生は中学生の試合に。そして中学生は交代なしでのプレーが続きました。全ての選手たちが全てのエネルギーを出し尽くしました。

 自分自身との戦い。

 2002年から数年、僕は母校の高校サッカー部のコーチをしていました。陸上部と間違われるほど走る内容ばかりの練習メニュー、、、。何人もの選手たちが練習の厳しさに、グラウンドの上で放心状態。しかし、結果が全てだったユースでの戦い、、、。
 その時の光景が、僕の頭の中によみがえっていました。

 どこまで、自分に厳しく、志を持ってグラウンドの上に立つことができるのか。

 トレドコーチは常に言っています。

 「グラウンドの上では戦いだ」と。

 しかし、その戦いとは相手との戦いを指すのでしょうか。僕は、そのことよりも、自分自身との葛藤の方がサッカーをプレーする上では、とても重要なことだと考えています。

 人一倍、練習をし、自分に自信のある選手は相手がいたとしても余裕を持ってボールをコントロールし、疲れることもなく走り抜くことがでるでしょう。逆に、口だけの選手は、相手と戦う前に自分自身に負けています。良い準備ができていれば、相手は関係ありません。

 みんなのプレーは着実にレベルアップしています。しかし、このまま成長できるかは、選手一人一人の自信にかかっています。

 自信:自分を信じること

 これからも、みんなのプレーに期待しているよ!!!