「今日、秋川リーグがあるみたいだよ」

 午前中の練習の準備をしていたところに、鎌田コーチから連絡がありました。メール履歴を見てみると、4年生の試合が午後から入っていました、、、。

 「また、やってしまったな、、、。」

 急遽、4年生のみんなに連絡をして、グラウンドに全速力。スクールとU-9の練習の間に少し呼吸を整えて、午後からの試合に臨みました。

 2010年6月12日(土) 秋川リーグ 4年生 雨間グラウンド

 1試合目 vs レスチあきる野 13:00 K/o
 2試合目 vs 福生牛浜FC   15:00 K/o

 気温がグングンと上がる中、選手たちの様子を見ると、既に疲れの色が、、、。
急激な気温の変化は、身体の反応を鈍らせます。しかし、そんなことも言っていられません。
 しっかりと、身体と気持ちの準備をして試合に入りました。

 「判断のスピードか、、、。判断、、、。スピード、、、。」

 僕は、試合の様子を観察しながら、ずっと、そんなことばかりつぶやいていました。
選手たちは、どうしてもボールが自分のところに来てから次のプレーをを考えています。ボールを受ける前に2個目、3個目、4個目と次のこと、次のことを考えなければなりません。
 試合の中で目まぐるしく変化していく状況を考え続けなければ、、、。

 僕は、プレーヤーとしてあらゆるポジションを経験しました。

 FW・MF・DF・GK

 監督から言われたポジションを的確にこなすこと。監督が何を僕に求めているのか。

 「プレーしたことがないんだよな、、、。」

 そんなことは言っていられませんでした。周りの選手のプレーから学び、ポジションごとに必要な動きをこなしていくこと。スタジアムやテレビでトップ選手の動きを観ながら、イメージを膨らませること。そんな中で自分自身の引き出しを増やしていきました。

 結果は、2試合とも負けてしまいました。

 判断力

 普段の生活から意識していないとグラウンドの中だけで実行しようとしても難しいものがあります。次のこと、次のこと。子供たちが考えられる選手になってくれることを心から願っています。