世界のスタイル
「mais ou menos(マイス・オウ・メノス)」
ポルトガル語で「まあまあ」という意味です。今回の試合は、そんな内容でした。「悪くもないけど、良くもないね。」トレド監督は、試合後につぶやきました。
2010年9月4日(土) vs アブローレ武蔵村山 U-12 山田グラウンド 16:00 K/o 20分×5本
「練習したことを、実行している選手が少なすぎるよ。自分のためだけにプレーしているのか?」
ハーフの時間に入る度に、トレド監督は、選手たちに語りかけました。ボールを受けてから、みんなが考えることは、ドリブル、ドリブル、ドリブル、、、。
「パスとコントロールが、バルセロナのサッカーで何よりも大切なんだ!!みんな!分かるかい!?」
今年の夏にバルセロナFCのコーチと働き、僕は通訳として、100回以上、その言葉を子供たちに叫び続けました。バルセロナのサッカースタイルは、もともとオランダのクライフ監督が持ち込んだものです。しかし、スペインは、昔、国を挙げてブラジルのサッカースタイルを取り込んだといいます。
起源はブラジル、、、。
バルセロナFCをはじめ、スペインのサッカーは、ものすごくパスとコントロールを尊重します。しかし、そのことはブラジルも同じです。サッカーはチームスポーツであり、個人技を披露するサーカスではありません。自分のことだけを考えるような選手は、いつか行き詰ります。上のレベルに進めば進むほど、チームの中での個が重要視されます。メッシは世界に1人しかいないのです。
みんなには、世界に羽ばたくためのスタイルを学んでもらいたいと思っています。